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クレンジングの成分「界面活性剤」の種類と肌への危険性

界面活性剤の危険性

 

界面活性剤

 

クレンジングのしくみと危険性のページでは、クレンジングには界面活性剤が欠かせないこと、一方で、界面活性剤にはお肌に大きな刺激やダメージを与えたり、お肌のうるおいを奪ってしまってしまう危険性があることについて触れました。

 

こちらのページではその理由について、さらに詳しく解説していきたいと思います^^

 

もくじ

 

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界面活性剤のはたらきと必要性

「界面活性剤は危険!」なんて言われたら、誰だって使いたくなくなりますよね^^;
でも、界面活性剤は、決して悪者ってわけではないんです。
むしろ超がつくくらい優秀なので、生活のあらゆる場で活躍しています^^

 

ここで界面活性剤が何者なのか、ちょっとだけお伝えしたいと思います!

 

簡単にまとめると、界面活性剤は、水と油とか、水と空気とか、性質の違う2つの物質の境界面にはたらきかけて、その境界面の性質を変える物質のことです!

 

そして界面活性剤は、水になじみやすい部分と油になじみやすい部分の両方を持っており、水と油を混ぜ合わせることができるという特徴を持っています。

 

なんだかわかったような、わからないようなって感じですが(笑)、ここはあまり気にせず、とりあえず先に進みます(`・ω・´)ゞ

 

では、界面活性剤には具体的にどんなはたらきがあるかというと、「浸透作用」「乳化作用」「洗浄作用」などがあげられます。

 

これらが化粧品でどう役に立つかというと、まず「浸透作用」では、化粧水などをお肌に浸透させやすくすることができます!水の状態ではなかなか細かなすき間に入り込むことができないのですが、界面活性剤を加えると、角質層の細かいすき間にしみ込みやすくなるのです。

 

続いて「乳化作用」ですが、そもそも「乳化」は、界面活性剤の力で水と油が混ざり合うと白く濁るので、そう呼ばれます。
オイルクレンジングの説明によく出てきますが、油であるオイルとすすぎの水が混ざると、白く濁りますよね^^いわゆるあの状態です!
実は、乳液やクリームを作る際にもこの「乳化作用」が用いられています。これらが白色なのは、この界面活性剤の力によって水と油が混ぜ合わされて作られているからなのです。

 

最後に「洗浄作用」ですが、これは「浸透作用」と「乳化作用」の合わせ技みたいなもので、たとえば洗顔料やボディーソープなどでは、お肌と皮脂汚れの間に浸透して汚れをはがし、さらにそれを乳化して取り除きます。
実は、これらが泡立つのも、界面活性剤のはたらきによるものです!

 

こんな感じで、界面活性剤はあらゆる力を持つので、多くの化粧品で使われているのです^^

 

昔、旅行に行った時にクレンジングを忘れてしまい、もはや買いに行ける状況ではなかったので諦めたのですが、その時の自分なりのベストが、手持ちのオイルでメイクを落とす!という方法でした^^;
確かにメイクと同じ油なので、メイクを浮かせることはできるのですが、どんなにすすいでも油分が残って落ちきらなかった覚えがあります><;

 

その当時は普段オイルクレンジングを使っていたので、同じオイルでも何かが違うんだなとは思いましたが、今思えばその違いこそ、界面活性剤だったのです^^

 

メイク汚れやオイルなどをきちんと洗い流し、お肌に不要なものを残さないためにも、クレンジングには界面活性剤が必要ってことですね!

 

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界面活性剤の危険性@(界面活性剤の種類)

では、そんな優秀な界面活性剤の何が危険なのでしょうか?

 

界面活性剤には何千もの種類があり、そのはたらきにも差があるので、それぞれ化粧品や洗剤、柔軟剤、食品、医薬品など、用途によって使い分けられています。

 

そして、これらの界面活性剤はその性質によって大きく4つに分類することができます。
ここではその構造の違いを詳しく説明することはしませんが、名前だけあげておくと、

  • 陰イオン界面活性剤
  • 陽イオン界面活性剤
  • 両性イオン界面活性剤
  • 非イオン界面活性剤

この4つです。
(ただし、上の3つは水に溶けるとイオン化するのに対し、非イオン界面活性剤は水に溶けてもイオン化しないという点で、大きくはこの2つにわけられます。)

 

特徴としては、陰イオン界面活性剤は泡立ちに優れ、石けんや洗剤などに使われることが多く、陽イオン界面活性剤は柔軟効果に優れ、柔軟剤やトリートメントなどに用いられます。また、両性イオン界面活性剤はシャンプーなど補助洗剤として用いられ、非イオン界面活性剤は乳化剤・洗浄剤と用途も幅広く、化粧品、食品などにも使われます。

 

このように、用途によって界面活性剤が使い分けられているのですが、実はお肌に対する刺激性もその種類によって異なります!

 

たとえば、シャンプーで洗顔をしようなんて思う人はいないと思いますが、それがなぜかと聞かれれば、なんとなくでも顔に悪影響がありそうな気がするからだと思います^^;
具体的に言えば、刺激が強過ぎて、お肌が荒れるってことではないでしょうか。

 

実際、洗浄力の強い界面活性剤は脱脂作用が強く、お肌の表面を覆っている皮脂膜を洗い流して必要な油分まで奪い去ってしまうので、乾燥を招いてしまいます。

 

そして、もっと怖いのは、お肌や粘膜などのタンパク質を溶かしてしまうおそれがあることです。

 

では、4つの種類の界面活性剤の中で見た場合、お肌への刺激が1番少ないのはどれかというと、それは「非イオン界面活性剤」です!

 

この非イオン界面活性剤は脱脂力も少なく、タンパク質を溶かしてしまうようなこともほぼありません。
基本的に、乳液やクリームのみならず、クレンジングに使われている界面活性剤もほぼ非イオン界面活性剤なので、実はその刺激性を極端に心配する必要はないのです^^

 

ただし、界面活性剤の配合の目的が乳化ではなく洗浄であるクレンジング(リキッド・シートタイプ)の場合には、かなりの高配合で界面活性剤が含まれているので、やはり脱脂力はそれなりに強く、リスクは少々高めです。

 

また、洗顔料に関しては、陰イオン界面活性剤など洗浄力の高い界面活性剤を使用しているものもあります。
ただえさえダブル洗顔は洗い過ぎになりがちですが、せっかくお肌に負担の少ないクレンジングを選んでも、その後に強力な洗浄力をもつ洗顔料を使っていては何の意味もなくなってしまうので、洗顔料選びも注意が必要です><;

 

そういった意味でも、最初からダブル洗顔不要のクレンジングを選ぶ方が安心ですね^^

 

私がランキングにあげた商品はどれもダブル洗顔不要のものなので、今、ダブル洗顔をしていて洗い過ぎに危機感を感じた人は、ぜひ参考にしてみてください。

 

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界面活性剤の危険性A(お肌のうるおいを奪うしくみ)

お肌にとって刺激の強い界面活性剤を使うのは危険!ということはおわかりいただけたと思うのですが、界面活性剤にはもうひとつ危険な点があります。

 

これは、お肌のしくみのページで説明した角質層のお話と深い関わりがあるので、また少し角質層について説明をしていきますね^^

 

お肌のしくみ

実は、角質層は0.02mmという薄さでありながら、その中には細胞が20層ほどレンガのように積み重なっています!

 

そして、その細胞のすき間を、細胞間脂質と呼ばれる保湿成分がぴったりと埋めており、セメントのような役割を果たしています。

 

角質層にはバリア機能や保湿機能があるという話をしましたが、まさにこの構造が、その機能のもとになっているのです^^

 

また、細胞のすき間を埋めている細胞間脂質は単なる1種類の液体ではなく、実際は水と油が何重にも交互に重なって、お肌のうるおいになっています。
ココがポイントです!

 

界面活性剤をお肌の上に乗せておくと、その浸透作用によって角質層に浸透した界面活性剤が、水と油を混ぜ合わせる力によって水と油の層の構造を壊してしまい、保湿成分である細胞間脂質も流れ出してしまうのです><;

 

そうなれば、当然お肌にうるおいがなくなって乾燥してしまいます!

 

先ほどお伝えしたように、乳液やクリーム、ほとんどのクレンジングに使われているのは非イオン界面活性剤であり、幸いこの種類の界面活性剤は分子量が大きいので、角質層内に浸透する可能性は低いです。

 

ただ、角質層がダメージを受けていれば、そのすき間から入り込んでしまうことはありますし、毛穴からも少量ずつ入り込んでしまうので、確実に安心とは言えません!

 

なので、界面活性剤を多く含むクレンジングなどを使用する場合には、そういったリスクを少しでも避けるためにも、極力短時間で終わらせないといけないのです。

 

私たちが生活する上で、界面活性剤はもはや必需品ですが、これらのような危険性もあるので、お肌(特に顔)に使用する場合には、商品選び・使い方に注意が必要です。

 

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次のページでは、クレンジングの主な成分であるオイルについて詳しく説明していきます!

 

オイルにもたくさんの種類があり、お肌にとってダメージとなるもの、お肌を守ってくれるものなど、効果・影響もさまざまです。

 

クレンジングの多くを占める成分だからこそ、その種類や違いを知って、これからのクレンジング選びに役立ててみてください^^